
ICT Construction
最先端のデジタル技術と現場の経験を融合させ、測量から施工管理まで一貫したICT体制で安全・高品質・高効率な施工を実現します。
Overview
私たち小菅建設興業は、国土交通省が推進するi-Constructionへの対応と、近年拡大傾向にあるICT活用工事の受注増、売上拡大を図るため、2023年にUAV写真測量機、地上3Dレーザースキャナー、GNSS受信機を導入しました。
土木工事はもちろんですが、2025年から本格的に建築の土工事にICTを取り入れています。 建築はほとんどが民間工事なのでICT建機等コストはかかりますが、自社努力により 2025年ベースで25件のICT施工を行い、実績を積み上げて参りました。
重機オペレーターの技術も格段に上がり、着実に人材育成と技術力・生産性向上に成果を上げています。
Equipment & Software
| UAV | Mavic 3 Enterprise | DJI |
|---|---|---|
| 地上3Dレーザースキャナー | RTC360 | Leica |
| GNSS受信機 | GNSS | ニコントリンブル |
| ローカライゼーション | Smart Construction Rover | コマツ |
| モデルデータ・LandXML作成 | GLOOBE Construction / TREND CORE / TREND POINT | 福井コンピュータ |
| ICT建機連携データ作成 | 3D-Office | Topcon |
| ICT建機 | 0.8m³ バックホウ 2台 / 0.45m³ バックホウ 2台 | コマツ |
Step 01
精度が変われば、施工が変わる
建築工事においても土木工事においても、まずは現場の測量を行うことから始まります。UAV(ドローン)の導入により、広範囲の3次元点群データを短時間で取得でき、施工前の現況測量が容易に行えるようになりました。UAVが飛行できない地域や地形的に空からでは点群取得が難しい場所などは、地上レーザースキャナーを使用し点群を取得しています。
点群とはUAVやスキャナーなどで計測した、X・Y・Zの座標点が何百万〜何億点も集まったデータで、大量に集まることで、地形・構造物・道路・建物などの形状を3Dで再現できます。
建築では取得した点群を、現況地盤の高さの取得や根切土量の算出などに役立てたり、設計図から作成した構造物モデルを配置してシミュレーションしたりなど、有効に活用しています。
UAV(ドローン)



3D スキャナー



点群データ



Step 02
ローカライゼーションとは、GNSS(衛星座標)を現場の座標系に合わせるための【座標変換作業】のことです。
ICT建機はGNSSを使って自分の位置を把握しますが、GNSSが出す座標は世界測地系 (緯度・経度・楕円体高)なので、設計図や現場で使う平面直角座標や独自のローカル座標 (X・Y・Z)と合わせる必要があります。
そこで、現場にある既知点(基準点)をGNSSで複数点観測し、GNSSが出す座標と既知点の座標を比較、 誤差を計算・補正することで、設計データとICT建機の位置がぴったり一致し、施工ができるようになるのです。

Smart Construction Rover(コマツ)

GNSS受信機

ローカライゼーション作業
Step 03
データが導く、最適な施工
ICT施工を行うために、根切図の3D設計データを作成しています。 BIMソフトを使うことで、2Dの施工図をもとに作成した基礎の3Dモデルから、 一気に根切図の3Dモデルを作成できます。この根切図の3Dモデルを重機に送るための LandXML形式に変換し、ローカライゼーションをした基準点データ、 2Dの根切図データと一緒にICT建機に転送します。
LandXMLとは3D地形データをやり取りするための標準フォーマットで、 地形を三角形の面の集合で表現した3Dモデル、TINデータ(三角網データ)が格納されています。 現場の重機オペレーターは2Dの根切図で位置の確認、LandXMLで高さの確認ができます。
私たちは重機オペレーターがスムーズに施工ができるように、3D設計データを作成することが重要だと考えています。

基礎モデル

基礎モデルから根切モデル作成

設計TINデータ

根切モデル

基準点・2D根切図

ICT建機転送用データ完成
Step 04
UAVや3Dレーザースキャナーなどで取得した点群データから現況のTINデータを作成します。 この現況TINデータとBIMソフトで作成した設計TINデータを重ねて比較することで土量計算を行っています。
根切土量や埋戻土量がこれまでよりもかなり正確に出せるようになりました。

現況TIN+設計TIN

設計TIN

現況点群

現況TIN

TIN拡大
土量計算

土量計算

土量計算

土量計算
Step 05
当社ではICT対応バックホウを導入し、精度の高い掘削と効率的な施工を実現しています。 3D設計データをもとにバケット位置をリアルタイムで表示することで、設計通りのレベルを正確に再現し、 基礎配筋・捨てコン・型枠など後工程の品質向上にもつながります。
また、オペレーターがキャビン内でレベルを確認できるため、丁張作業や頻繁なレベル確認を大幅に削減。 測量員が掘削エリアに近づく必要が減り、根切現場での接触事故リスクを減らし、 安全で効率的な作業環境を実現しています。

コマツ 0.8m³ ICT対応バックホウ

キャビン内マシンガイダンスモニター
オペレーターがキャビン内でレベルを確認できるため、丁張作業や頻繁なレベル確認を大幅に削減できます。
設計通りのレベルを正確に再現し、基礎配筋・捨てコン・型枠など後工程の品質向上にもつながります。
測量員が掘削エリアに近づく必要が減り、根切現場での接触事故リスクを低減します。
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